16LIFE☆~それぞれの恋~
リビングのドアを開けると、すごくいい匂いがして。
「そこ、座ってて」
と間宮さんに目で示された椅子に腰かけた。
「おまたせ。はい、どうぞ」
間宮さんのそんな声と共に、テーブルに並べられた朝食。
「わ、美味しそう・・・」
クロワッサンにコーンスープ、野菜サラダというメニュー。
クロワッサンの芳ばしい香りが鼻をくすぐる。
「いただきます・・・」
手を合わせて、他愛もない話をしながら二人で朝食を食べた。
・・・・・・なんだか・・・
昨日と今日で、もっと間宮さんに近づけた気がする・・・
嬉しくて、頬が少し緩んだ。