16LIFE☆~それぞれの恋~
間宮さんの車に近寄ると、助手席側の窓が開いた。
あたしは窓を覗き込むようにして屈んだ。
「間宮さん、遅くなってごめんなさい・・・!」
「いや、俺も今来たばっかりだから、大丈夫。
ほら、乗って?」
「・・・お願いします」
あたしは、間宮さんの車に乗り込んだ。
「ここだよ。入ろっか」
「あっ、はい」
「・・・てか、何で敬語に戻ってんの(笑)」
会場に着いて、裏側の入口から中に入る。
裏側と言っても、入口は大きく広く、豪華。
まあ・・・たくさんのモデルさん達が来るものね。
マネージャーさんやヘアメイクさんも大勢来るだろうし・・・
控え室は大勢で使うことになっていて、
ヘアアクセや衣装がたくさん並んでいて・・・なんだか、別の世界に来たみたい。