16LIFE☆~それぞれの恋~
間宮さんの家に着いて、あたしたちはこの間と同じように
それぞれコーヒーと紅茶を飲んでいた。
教えてくれるのかしら・・・
三上さんと間宮さんとの関係、そして
今の間宮さんの気持ちが。
「美緒に話さなくちゃいけないことがある。
聞いてくれる・・・?」
「・・・っ」
いきなり真剣な瞳になった間宮さんを、
あたしは真っ直ぐに見据えて・・・
コクリ、と頷いた。
「・・・・・・
――三上有紗には、脅されてた。
“自分の言うことを聞かなければ岸本美緒に手を出す”
って言われて」
「・・・・・・っ!?」
あたしにとってその言葉は、
衝撃でしかなくて、声も出なかった。