Genius 2nd ~葦原~
「E組だって。」
「あの子が?何したの?」
「さぁ?でもさ、E組ってことは…」
辺りから聞こえるヒソヒソ声
自分を見る目もさっきの言葉を境に変わった
「香穂、何してんの?」
後ろから声がした。
そこに立っていたのはC組のリーダー的存在の三条
「三条さん…」
「日中さん、あんたはもうC組じゃない。E組だよ。
さっさとあの教室に行きな。
…あと、あたし等に近づくんじゃないよ。」
弥那に向けられる鋭い視線
三条は香穂の腕を引き、引きずるようにして彼女を連れて行く。
「三条さん、待って!!」
掲示板前に集まった人の群れを抜け出し、弥那は足早に行く三条の肩に手をかけた。
「触らないで。」
弥那の手を払う。
「あんたが何をしたかは知らない。でもE組だって事は変わらない。
私たちに近づかないで。」
再度弥那に鋭い視線を浴びせ、三条は北校舎へ入っていく。
弥那は呆然とその後ろ姿を見送った。
「あの子が?何したの?」
「さぁ?でもさ、E組ってことは…」
辺りから聞こえるヒソヒソ声
自分を見る目もさっきの言葉を境に変わった
「香穂、何してんの?」
後ろから声がした。
そこに立っていたのはC組のリーダー的存在の三条
「三条さん…」
「日中さん、あんたはもうC組じゃない。E組だよ。
さっさとあの教室に行きな。
…あと、あたし等に近づくんじゃないよ。」
弥那に向けられる鋭い視線
三条は香穂の腕を引き、引きずるようにして彼女を連れて行く。
「三条さん、待って!!」
掲示板前に集まった人の群れを抜け出し、弥那は足早に行く三条の肩に手をかけた。
「触らないで。」
弥那の手を払う。
「あんたが何をしたかは知らない。でもE組だって事は変わらない。
私たちに近づかないで。」
再度弥那に鋭い視線を浴びせ、三条は北校舎へ入っていく。
弥那は呆然とその後ろ姿を見送った。