Genius 2nd ~葦原~
ユイの言葉に弾かれるように弥那は彼女と同じく教卓に教科書を置き、駆けていった。
「なに…これ…」
ユイの元へ行った弥那の目に飛び込んできたのは透明な液体が塗りたくられた椅子だった。
液体は見た感じ、粘り気があり水ではない
何か接着剤のようだ
「…―」
じっとそれを見ていたユイは何やら呟き、鞄からタオルを出し自分と弥那の椅子を拭くと、また新たな布を取り出して椅子に敷いた。
そしてまた何事もなかったかのように座ってみせた。
呆然とその様子を見ていた弥那を、座って、と見上げた。
「けっ。つまんねぇ。」
「面白いもの見れると思ったのにな…」
しびれを切らせた少年がつまらなさそうに口を開いた。
「なに…これ…」
ユイの元へ行った弥那の目に飛び込んできたのは透明な液体が塗りたくられた椅子だった。
液体は見た感じ、粘り気があり水ではない
何か接着剤のようだ
「…―」
じっとそれを見ていたユイは何やら呟き、鞄からタオルを出し自分と弥那の椅子を拭くと、また新たな布を取り出して椅子に敷いた。
そしてまた何事もなかったかのように座ってみせた。
呆然とその様子を見ていた弥那を、座って、と見上げた。
「けっ。つまんねぇ。」
「面白いもの見れると思ったのにな…」
しびれを切らせた少年がつまらなさそうに口を開いた。