Genius 2nd ~葦原~
新学期
《 胡臣(ゴジン)島 ‐葦原 4月 》
空が赤く染まる時刻
この島の南にある大樹の丘に1人の少女が現れた。
彼女はトンッと軽く地面を蹴り、フワリと自らの身体を浮かせる。
そして大樹のてっぺんに立つと島を一望した。
「…ここに来るのは久しぶり……
7年…いや葦原では5年だ。」
吹いてきた風に長い髪を泳がせ懐かしむ様に目を閉じる。
ボウッ
少女のつけているブレスレットの一部が僅かな光を発する。
彼女自信も何かを感じとったのか、眉をひそめる。
「……早速か…」
ブレスレットの光が北西を示す。
「北西」
そう呟いて、閉じていた目を開いた。
その瞳は炎の色
背中に現れた翼を広げ少女は空へと飛びたった。
空が赤く染まる時刻
この島の南にある大樹の丘に1人の少女が現れた。
彼女はトンッと軽く地面を蹴り、フワリと自らの身体を浮かせる。
そして大樹のてっぺんに立つと島を一望した。
「…ここに来るのは久しぶり……
7年…いや葦原では5年だ。」
吹いてきた風に長い髪を泳がせ懐かしむ様に目を閉じる。
ボウッ
少女のつけているブレスレットの一部が僅かな光を発する。
彼女自信も何かを感じとったのか、眉をひそめる。
「……早速か…」
ブレスレットの光が北西を示す。
「北西」
そう呟いて、閉じていた目を開いた。
その瞳は炎の色
背中に現れた翼を広げ少女は空へと飛びたった。