二人で紡ぐ




その次の日から
由理奈は会社に来なくなった



通学定期も返せないままだ



学生所に記入されてた住所の
アパートにも
行ってみたが




そこには誰も住んでいないようだった。




俺は、由理奈の携番
メアドすら知らない


だから、どうすることもできなかった


ただただ、


"ゆうちゃん!!"


そう、俺を呼んでくれる声を

待つことしか出来なかった

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