二人で紡ぐ






由理奈が来なくなってからちょうど
一か月目の時だった



深夜、
近所のコンビニへ行こうとした時だった


「・・・・由理奈?」


パーカーを羽織ってる
女子高生がいた。



その女子高生はフラフラで

今にも倒れそうだった




「・・・っ由理奈」



「・・・・ゆうちゃん、・・・?」



「どうしたんだよ、お前・・・」


「由理奈、って、また呼んでくれたね・・・」


「おい、由理奈!?由理奈っ・・・」



とりあえず、由理奈を
俺の家に運んだ



パーカーを脱がせた




衝撃が走った




傷、だらけだった



いわゆる、リストカット

というやつなのか。


両腕に大量の深い傷跡

肩にまで、首の近くまでにも


最近切ったと思える傷跡もあった


熱をはかり、


ベットへ寝かせた
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