私の事、好きですか?
「奏~、放課後カラオケ
行かない~?」


甲高い甘えたような声を出す
女の人



「いいよ、行こうか」



そしてその声に答える
男の人の声




奏と呼ばれていた男の人というのは
私の彼氏


如月 奏



もちろん今誘った女の人の声は
私ではない



普通なら彼女として
怒るのが当然


だけど私は怒ったりなんかしない
見て見ぬ振りをする



そうしていると女の人の方が


如月くんの肩に手を回し始めた






こんな事は日常茶飯事。








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