光と闇
「「『ごちそうさまでした。」」』
みんなで揃って「いただきます。」と「ごちそうさま。」をするのが松村家の習慣
いつもならこのあと他愛ない話をするんだけど、今日は違う
「お母さんから聞いたが、もう1人の幼馴染の話なんだけどな、彼の名前はライト君っていうんだ。
ただ、他の事についてはお母さんとさっき相談した結果、まだ言えない。」
…な、んで??
あたしに関係のあることなんじゃないの?
あたしに話せないようなことなの?
そんな考えが頭の中でグルグルして、気が付けばそんな心の声が涙として溢れ出した。
『お父さんとお母さんのバカー!!』
あたしは怒りに任せて叫び、自分の部屋にかけ上がった。