光と闇




泣き疲れたのか、気が付けばあたしは深い眠りに落ちていた








……_____





「姫奈乃。」



えっ、誰…!?


聞きたいのに声が出ない。



でもその声はなぜか懐かしくて、安心する



ただ、顔がわからないから答えを導き出せない…




「待ってろ。俺は必ずお前を迎えに行く。たとえお前があの日の約束を覚えていなくともな…。」


あの日…?約束…?



「じゃあな。今度会うときには覚悟してろ。」



えっ。もう行っちゃうの?



…待って!



貴方は一体誰なの?



あたしを迎えに来るって…?


覚悟って何っ…?






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