Love★Battle
恋心
慎が転校してきてから、しばらくたち季節は、夏。
「また話してるね」
そう言って私たちは、輝星の方を見る。
そこには、楽しそうに隣の席の子と話す輝星がいた。
「なんか趣味、あうみたいだね~^^」
そう言って微笑んでいる慎。
「…」
私は、輝星を見てなんだか少しイライラしていた。
「心愛、ジュース買いに行かへん?」
財布を持って、席を立つ樹。
「行くっ!!」
私は、2人を見ていたくなくて樹についていった。
「…輝星が好きなん?」
「えっ?」
買ったジュースを手に、そう聞いてくる樹。
「ちっ違うよ!?」
「…じゃあ、なんでやいてんの?」
「ぇ…?」
私が…やいてる…?
「…そろそろ、戻ろっか」
歩き出した樹。
私も、何も言わず樹のあとにつづいた。