Love★Battle
でも…
「…兄貴は、分かってんだよな…」
「?…何が?」
「好きっていうのが、どんなのか…」
俺は真っ白な天井を見つめながら、そう言う。
「…まぁな。
絶対、手放したくない人…
守りたい人を見つけたからな。」
「ふ~ん…
大人な兄貴から、子供の俺にアドバイスねぇの?」
「…“そばにいたい”って思ったんなら、そろは確実に、好きってことだと思うよ」
「…そばに…か…」
「まぁ、背伸びしなくてもいいんじゃね?
…輝星は、輝星のペースでいけよ。」
そう言うと兄貴は、俺の部屋から出て行った。