地球第二弾

2Raod

 ん??朝か。朝日の光がまぶしすぎて起きてしまった。そうだ、一日歩きつずけてまだ先が見えないんだ。でも前に進むしかできることがない。よし!深く瞬きをして
起き上がった。はぁ。まだ道のりは遠い・・・。おなかもかなり空いてきた。少しやせたかな?
 歩いていると草むらの中に影を見つけた。???15CMくらいの高さの草が倒れ、不自然に丸い形に浮き上がっているのを見つけた。これは何だろう。何かの足跡?まさかそんなことないよなー。あたりを見渡したけど、へこみはここひとつだけ。
・・・。
!!そうだ!!これは僕がはじめに寝ていたところだ。間違いない。背中の大きさにちょうどあう。ということは、また振り出しか。どうしてだろう。太陽に向かって歩いたはずなのに・・・。戻ってくるはずがない。
 もう一度進んでみよう。太陽のあるほうに。二、三歩歩いてへこみに戻って来た。いいことを思いついた。そうこのへこみを目印にしよう。そう思って少しあたりを見渡したけれども、何もないことは確認済みだ。少し考えて、そこのへこみに倒れる草を引っこ抜き、丸く目印をつけた。少し離れてみても、そこに茶色い土が嫌そうに顔を出している。それと道しるべ代わりに、10歩歩くたび一掴みの草をむしって歩いた。また太陽に向かって。
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