地球第二弾
 歩き続けてまた二日目。赤紫の夕日を見つめながら歩く。10歩に一度草をむしりながら。実は昨日のことだけど、あまりにもおなかが空きすぎて、むしった草を口にした。少し酸味がかってほろ苦い味がした。とくに異常はなく、たまに口に運ぶことを覚えた。
 ん?やっぱりだ。また元の場所に戻ってきた。絶対におかしい。へこみの向こうに僕のつけた目印が続いている。一周したのか?まさか?地球は丸いけど、二日で歩けるほどそんなに小さくない。ここはどこなんだ。よりいっそうの不安を覚えた。
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