君に届くまで~夏空にかけた、夢~
7/25 2:00
From 鞠子
Sb 修司へ
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いつも頼ってばかりでごめんなさい。

もう修司を頼らないことにしました。

ごめんね。

甲子園に行こうね! 

おやすみ。


      鞠子







どんな言葉を返せばいいのか分からなくて、返信することができなかった。


月が今にも溶けて泣き出しそうな、静かな静かな夜だった。


もしかしたら、鞠子はもう、笑ってくれないのかもしれない。


そんな事が頭を支配していた。


結局、一睡もできなかった。


こんなしょうもないおれの背中に8が見える、とか、がんばれ、なんて言ってくれる女は鞠子くらいなのに。


そんな鞠子がもしかしたら泣いているんじゃないかと思うと、眠れなかった。






たぶん。


その子を、おれは、傷つけてしまった。
















































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