相手にされない王子様
「これからは登下校、昼休み、会いに行くから」
いつもの俺なら絶対こんなことしねーのに。
「あらあら?
もしかしてスバちゃんは私に惚れましたか?」
コイツは本当に……
「だったらどうする?」
いつもの女なら焦ってくれるんだがな。
「お断りします」
バッサリと振りやがった。
「私、もっと面白い告白されたいです。出直して来て下さい」
ハァ――…これだもんな。
だが、俺も負けてらんねー