相手にされない王子様


「ありがとうございます。
……でも、コレは渡せませんね」




「どうして?」




「お節介で隣に茜さんの名前も入れましたから」




「そうだな。絶対頼まれても要らねーな」




たとえ有川の名前が入ってたとしても要らないしな。ソレ。


そんなの500円払われてもお断りだ。




「では、全部潰してしまいましょう」




有川はまた作業に勤しんだ。
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