相手にされない王子様


今まで顔を上げなかった有川が俺を見る。




「鬼畜。鬼。
プチプチに優しくない」




俺、そこまで言われる様なことしたか!?




「せめて1つ1つ潰すでしょう!?
何ですか、一気って!
プチ道に反します!!」




何ですか、プチ道って。




「噛み締めながら…潰して欲しかった…」




だからその、プチプチに対する深い愛情は何なんだ?


それを少しで良いから俺に向けろよ。


いい加減プチプチに妬くぞ。コラ。




「それ、一枚しか種類ないのに」




やたら種類こだわるんだな。
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