Ture my heart

「真星〜!!同じクラスだったねっ!!超うれしい」
柑菜は私めがけて飛んできた。にっこり笑いながらぎゅうって抱き締めてきて少し苦しかったけど、あんなに可愛い女の子に抱き締められるなら、幸せもんだと思った。

そう。白井 柑菜(シライ カンナ)は学校で知らない男子はいないほどの美人顔である。
親友の私ですら見とれてしまう。

「私も柑菜と同じで嬉しい。」

――‐‐
『真星と同じでホントによかった。』

はっ!

また、柑菜と接触したから心が読めちゃった。
今まで何度も柑菜の心を読んでしまい少し悪いと思ってる。

でも、一度も私の悪口などなかった。嘘もなかった。

だから私も柑菜には正直に接している。


< 2 / 26 >

この作品をシェア

pagetop