Crazy Girl
僕は今部屋の中で座ってるだけ
この部屋は窓もない部屋
ベットとクローゼットと机しかない
そういえば・・・携帯たまり場においてきちゃったんだよね・・・
あ・・・そうだ・・・
僕は紅葉がくれたCDを聞き始めた
そこにいてもつまらないだろうしって言ってくれた
何年ぶりか紅葉がやさしかった・・・
コンポとCDだけがある
何曲か聞いたところで紅葉がはいってきた
紅葉「・・・麗美紙とペンかして」
麗美「紙とペン?ん~この辺にルーズリーフとシャーペンが・・・」
あったあった
渡したらいきなりサラサラと何かを書き始めた
[今から書いてあることを口に出して読むな]
綺麗な字でそう書いてあった
紅葉は僕をみた
僕はわけがわからなかったけど紅葉が真剣な顔をして見ていたから頷いた
[何があっても声を出すな 今日瑠衣のところいってきた]
は・・・?
[お前 俺の親父の悪事 調べてたんだろ?]
そう言われてペンを渡された
やっと紙で書かなければいけないかわかった
この部屋は無線があって
話声はすべてアイツのところに行く
幸い監視カメラじゃないから紙ならば安心だ
[調べていたよ]
そう書いてペンを渡した
[瑠衣のところいって坂齊家の兄弟にしらべてもらうように頼んだ]
[どういう意味?]
[坂齊家の御曹司と次期当主と社長補佐にまかせた]
[それで?聞いてどうするの?]
[最後にお前にいってもらいたいんだ]
[誰が誰に?]
[麗美が親父に]
え・・・・
でもそんなことしたら・・・
[あいつを当主の座からひきおろして俺が当主になればお前を解放して瑠衣のところに返すのが可能になる]
[紅葉は僕を解放してくれるの?]
[あたりまえだろ?]
[なんで?紅葉がここに監禁したんじゃん]
[上の命令でだよ ちょー苦しかったんだからな]
だんだん紅葉が書いてる文章が右寄りになっていく
頭がいいといってもまだその辺中学生なんだなって思う
[俺がなんでお前に笑うなっていったと思う?]
[麗美の笑顔が嫌いだからでしょ]
[そうじゃねぇよお前の笑顔を壊したのは俺意外に壊されると二度と笑えなくなるからだ]
そうかかれてあった