Crazy Girl
悪魔との決戦
瑠衣side
あれから一週間
たまり場に皆と紅葉と璃衣と瑠璃がいた
瑠璃「えーと証拠つかんだよー」
璃衣「私もつかんだわよ」
紅葉「本当ですか!?」
璃衣「えぇ もう安心よ・・・紅葉君 麗美ちゃん今どうしている?」
紅葉「元気ですよ 前よりごはん食べてくれるようになりましたし」
璃衣「泣いていない・・・?」
紅葉「はい」
璃衣「よかった・・・・」
そういって姉貴は崩れるように座った
姉貴はなにかと言って麗美を気に入っていた
俺の手首にはいつもシュシュがついている
麗美の髪の毛を縛っていた時のものだ
瑠璃「まーこんな感じ?大体脅して薄情させたけど これで大丈夫なの?」
そういって瑠璃が問いかけてきた
瑠衣「あぁ・・・サンキュ・・・」
瑠璃「今から行くの?」
瑠衣「あぁ」
俺たちは今から坂井財閥に乗り込む
瑠璃「坂井財閥かー 面倒くさいところに生まれたもんだね紅葉」
紅葉「あぁ でもあそこで生まれていなかったら麗美に会えなかった」
瑠衣「おまえ・・・」
もしかしてコイツ麗美のことが・・・
紅葉「勘違いしないでね 特別な感情はないよ ただ一人の姉・・・たった一人の家族だから」
瑠衣「お前には両親いるだろ・・・?」
紅葉「いるけど いつも俺は使用人に育てられたようなもん 大切な跡取りだからって育てられた いつも俺をみてくれなかったね 親も使用人も」
・・・
俺たちの世界はそうだ
どこにいっても色目でみられる
紅葉「でも麗美・・・姉さんは違った 俺を見てくれた」
そういって紅葉はいつもとかわって少し幼い笑顔をみせた
麗美・・・お前愛されてるな
まってろよ 俺が助けるから