Crazy Girl



瑠璃「よー瑠衣」

瑠衣「瑠璃・・・」

瑠璃「紅葉はー?」

瑠衣「あそこ」

瑠璃「おー仲良くしてんじゃん?」

瑠衣「あぁ」

瑠璃「アイツとは小学生のころから同じなんだけどさー あいつには家庭のにおいがしなかったんだ」

瑠衣「?」

瑠璃「なんていうか いつも独りでさ 友達はいるけどどこか一線?壁があるような感じ」

瑠衣「あぁ・・・」

瑠璃「俺が話しかけても どうかなさいましたか?って最初いわれたしな」

瑠衣「ふーん・・・」

瑠璃「まぁ俺が適当に遊んでたら一回切れられてさー 俺に何の用だよ って」

瑠衣「お前が怒られるとか・・・」

瑠璃「びっくりでさー その質問に 遊ぼうって思ってって言ったら お前といると調子狂うっていわれた だからもっといようかなと」

瑠衣「お前が人になつこうとするなんて珍しいな」

瑠璃「普通だからね まぁいたらだんだんああなっていった」

瑠衣「ふーん」

瑠璃「まぁいいや 今日帰っていいよ 最後までやっちゃっていいし」

瑠衣「おまえ・・・」

瑠璃「邪魔させないように明夢君に頼んでおくから」

瑠衣「孤太のことよろしくな」

瑠璃「じゃぁ孤太だけ向かわせるよ」

瑠衣「ふざけんな・・・」

瑠璃「ウソウソ まぁ俺は挨拶がまだ残ってるからじゃーね 紅葉とお父さんにもそう言っといて」

そう言いながら瑠璃はどこかへ歩いて行った



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