『コンビニに行こう!』
私が凹んでいると…、コウさんは、

『疲れた?』

と、優しく頭を撫でる…


『あっ!大丈夫です。すみません。』

『そろそろ、ホテルに戻ろっか…』



そう言って、私のボードを持ってくれた。



…優しいなぁ…






二人でホテルに戻ると、まだみんなはいなかった。


まだ、滑ってるみたいだ。


コウさんと別れて、部屋に戻ると、携帯が点滅している…。



見ると、着信が5件、メールが10件……。


びっくりして着信を見ると、家から、ノリから、今日子先輩から、太田さんから、……そして、純さん。



メールはノリと純さん。


ノリはお土産の催促…。


純さんからのメールを見た。

ドキドキ……

胸が苦しくなるほど締め付けられる…


“お土産忘れないでね!”

“ちゃんと滑れてる?”


“変なヤツについていかないこと!”


“返信ないから心配…”


“返信待ってる…”


そして……


“ハルちゃんの声が聞きたい……”



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