『コンビニに行こう!』

『…違う……。コウさん、優しすぎる……。』


『俺は…ハルちゃんだけにしか優しくしない…。』


真剣に…力強く言ったコウさんは、明らかに純さんを意識して言った…。



それが、逆に今の私には響いてしまった…

…私にだけ…

それは特別…って意味でしょ……

今の私には一番言ってほしかった言葉だもん…


『…ありがとう…コウさん…。』



泣き顔のまま、コウさんを見上げた…。



目と目が合った時…ほんのり赤くなったコウさんは、

『…ハルちゃん…大好きだ……。』


また私を抱き締めた…。



優しく……

大事そうに……


壊れ物のように…


優しく、強く……


抱き締めてくれた……。




私……


コウさんに…


甘えてしまいそう……





< 105 / 335 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop