『コンビニに行こう!』
『…違う……。コウさん、優しすぎる……。』
『俺は…ハルちゃんだけにしか優しくしない…。』
真剣に…力強く言ったコウさんは、明らかに純さんを意識して言った…。
それが、逆に今の私には響いてしまった…
…私にだけ…
それは特別…って意味でしょ……
今の私には一番言ってほしかった言葉だもん…
『…ありがとう…コウさん…。』
泣き顔のまま、コウさんを見上げた…。
目と目が合った時…ほんのり赤くなったコウさんは、
『…ハルちゃん…大好きだ……。』
また私を抱き締めた…。
優しく……
大事そうに……
壊れ物のように…
優しく、強く……
抱き締めてくれた……。
私……
コウさんに…
甘えてしまいそう……