『コンビニに行こう!』
暫く抱きしめられた後…


『さぁ…!ハルちゃん、着替えなきゃな!』


恥ずかしそうに照れたコウさんは、パッと私から離れた…


その照れた優しい笑顔に、
『そっ…そうですね…。』

私も急に恥ずかしくなってしまった…



『廊下で待ってるよ!みんなが戻ってくるまでお茶でもしよう…。』


そう言ってコウさんは部屋から出ていった…。






一人になる私…


ドキドキが止まらなかったけど、コウさんが待ってるから急いで着替えた…。




いきなり、携帯が鳴り出す…

静まり返る部屋に響いた…

……純さんだった。



どうしよう………



“声が聞きたい”という純さんからのメールと、コウさんの顔が交互に浮かぶ…



出る?………出ない……?


躊躇してる間に、静かになった…。



携帯を見つめながらうなだれた……。



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