『コンビニに行こう!』
『もしもし?ハルちゃんは元気ですよ!心配いらないです。……えっ?…だから……察して下さいよ!……ハルちゃん、出たくない……っていうか、替わりたくない…。嫌です。……俺、ついてますから…。……俺ならハルちゃんに無理な作り笑顔なんてさせない…!本当の笑顔にできる………幸せにできますから…。』

そう言って、コウさんは一方的に切ってしまった様だ…。


そして、私を見て、

『言っちゃった…』

舌を出しておどけて見せた…。


『…ごめんなさい…。』

俯く私に、


『ハルちゃんは悪くないんだよ…。謝らないで!そんな顔しないでよ…。ほら!笑え!……ねぇ…、ハルちゃん?』

『…はい?』


『この旅行中は純さんのこと忘れよう?』

笑いながら言っているけど目は真剣なコウさん…。


そんな真剣な目に、私はただ頷いていた…。




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