『コンビニに行こう!』
急に、裏口のドアが勢いよく開く…。
『すいません!ギリギリでした!』
息も切れ切れの市川さんが入ってきた…。
『おう!市川!遅いじゃん。ギリギリだぞ!』
山下さんが市川さんに向かって言った。
『わりぃ…寝坊…。』
そう舌を出しながら言った市川さんの後ろ髪は少し跳ねていた…。
薄茶色のサラサラな柔らかそうな髪…。
『お知り合いなんですか?』
私の質問に、市川さんは、
『あぁ…今井さん、おはようございます!山下とは大学も一緒なんだよ。』
『そうそう!バイト探してたからここ紹介してやったんだ!』
続けて山下さんが言った。
『そうだったんですか…』
『ところで、ハルちゃんはいくつ?』
穂積さんが聞いてきた。