『コンビニに行こう!』
純さんはコウさんに構わず話続ける…


『俺…酔っぱらってて…。あまり覚えてないんだ…。』





………へっ??

覚えてない…………??




私の顔を伺いながら、


『…居酒屋出てから…あまり覚えてないんだ…俺…やっぱりなんか言った?』


心配そうに私の次の言葉を待つ純さん…




『…いえ……なっ…何も…』

私は嘘をついてしまった…



『よかった…ならいいんだ…。じゃあ、今日も宜しく…!』


私の頭を撫でてから純さんは店に入っていった…。




私はただ茫然としてしまった…。



…覚えてない?



つい、何もなかった…って言っちゃったけど…


私…なんかホッとしてる…




そんな私の前に…


『ハルちゃん!何?何かあったのか?っていうかさ…純さんと二人で会ったのか…?』


恐い顔をしたコウさんが立っていた…




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