『コンビニに行こう!』

『ハァ〜…コウさんかぁ…新たな痴漢かと思っちゃいましたよ…』


『ひでぇなぁ…痴漢扱い…あっ!ハルちゃんのカバンからいい匂いがするぅ。』

確かに甘い香りが漂っていた。


『あっ…これ…』

私は慌てて取りだし、コウさんに渡す…



コウさんは目を輝かせてる…

こんなケーキ一つでこんなに喜んでくれるなんて…



『俺さぁ…昨日一日俺から会いに行かないでハルちゃんから来てくれるの待っちゃったよ…。』



そう言われて昨日を振り返る…


…そういえば…昨日、コウさんに会わなかったかも…



『…すいません…。』


『バレンタイン忘れるなんて…ハルちゃんらしい…』

…ん?!それってやっぱりアホ…って思われてる?


『いや…あの…バレンタインを忘れた訳じゃなくて…』

『もういいよ!今日貰えたから…。ねぇ…他の人にはあげてないよね?』


私の顔をのぞきこむ…


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