『コンビニに行こう!』
一口頬張るコウさんの動きが止まる…
『あの…どうですか?』
心配になって聞いてみた。
『ヤバい…マジ…うまい…』
すごい勢いで食べ始めた。
私はホッとして、時計を見る…
もう…7:30を回っていた。
『良かった…あの…じゃあ私帰りますね…』
そう言って立ち上がった。
『ダメ!!』
少し声を張り上げたコウさんに、ビクッとした。
コウさんは立ち上がり、私を引き寄せた…
『コウさん?』
『まだ帰んな…。』
『でも…』
『ハルちゃん…俺、ハルちゃんが好きだから…』
強く抱き締めるコウさんの腕に真剣さを感じる…
…そうだ…。私、ちゃんと話しなくちゃ…
『コウさん…私…』
『やだ…!聞きたくない…』
『コウさん!聞いて…お願い…』
私の声にコウさんは腕を緩めた…