『コンビニに行こう!』
『何?』

私から離れたコウさんは俯きながら座った…


私も座り話始めた…



『コウさん…私、わからなかったんです。』


予想外だったのかコウさんは何も言わずに私を見つめた。


『自分自身…どうしたいのかわからなかった…。』


『…俺と付き合えばいいんだよ…』


コウさんは私を引き寄せ、抱き締める…


『それは出来ません…』


すかさず、コウさんから離れる…



『何で?』


『私…さっき、純さんと会って…かなり動揺してます。』


『…ハルちゃん…。俺、今はまだ忘れられなくてもいいって言ったよね?』

俯く私の顔を見ようとのぞきこむ…


『それはコウさんを利用してるだけです…』

コウさんを見つめた…


『いいんだ…俺が忘れさせる…』



また私を抱き締めてくれる…


…コウさんはまた私を甘やかしてくれる…



また甘えちゃうよ…


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