『コンビニに行こう!』
『はい…。』
『良かった…もう平気みたいだね…送ってく…』
わたしはそのまま純さんに送られ、家に戻った…
部屋に戻ってカバンを開けた…
カバンの中には純さんへのケーキが入ってる…
二人きりになったときから気付いてた…
でも渡さなかった…
渡したらコウさんを余計に傷つける気がしたから…
ラッピングをほどく…
私はケーキを頬張った…
甘いはずのケーキが…
とてもしょっぱくて……
涙味のケーキは初めてだった……
コウさん…ごめんなさい…
早く…言えば良かった…
遅かれ早かれ傷つけてしまうのなら…