『コンビニに行こう!』

『はい…。』


『良かった…もう平気みたいだね…送ってく…』



わたしはそのまま純さんに送られ、家に戻った…




部屋に戻ってカバンを開けた…

カバンの中には純さんへのケーキが入ってる…



二人きりになったときから気付いてた…


でも渡さなかった…


渡したらコウさんを余計に傷つける気がしたから…






ラッピングをほどく…


私はケーキを頬張った…


甘いはずのケーキが…

とてもしょっぱくて……


涙味のケーキは初めてだった……






コウさん…ごめんなさい…


早く…言えば良かった…



遅かれ早かれ傷つけてしまうのなら…












< 160 / 335 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop