『コンビニに行こう!』

『大丈夫だよ…もう襲ったりしないから…!』

冗談ぽく…笑いながら言うコウさん…



私を笑わせるためだね…

きっと……


『…はい。』

私は笑った……。



『純さんに振られたら…俺が慰めてやるから…頑張れ!』


『ありがとう、コウさん。私…きちんと純さんへの想いに向き合います。ちゃんと伝えようって思うんです…』


『純さんはいいよなぁ…ハルちゃんに告られんだもん…。でもさ…俺、ずっと感じてたんだけど…純さん、ハルちゃんが好きなんじゃないかな……まぁ…俺の勘だけど…』



『それはないと思います…。』


『まぁ…頑張れ…。あっ…!そうだ…。これ…。』


コウさんはカバンから小さな袋を取り出し私の前に置いた。

『なんですか?』


『これ…バレンタインのお返し…。今日…ホワイトデーだろ?』



…あっ…忘れてた……




< 165 / 335 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop