『コンビニに行こう!』

『はい…何か?』


私は後退りながら返事をすると、


『何時に終わるの〜?』


甘ったるい声を出してくる。


『えっ…?』



『かわいいよねぇ〜!昨日もバイトしてたでしょ?昨日もここにきてさぁ…。君が忘れらんなくて…また来ちゃったぁ〜!』


ペラペラ呪文のように話してくる。



私はどうしていいか分からなくて、

『あの…すいません。失礼します。』


頭をペコッと下げて店に逃げようとした。



だけど…


一人に私は後ろから肩を掴まれ、逃げられなくなった。



…ヤバい……かも…。



『待ってよぉ…時間だけ教えてよ…また来るから…』


耳元で囁く…



…掴まれた肩が痛い…。


甘ったるい声とは反対に強い力で肩を掴む…。




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