『コンビニに行こう!』
『すいません…当分終わりません!』
そう言って掴む手を振り払い店に逃げた…。
…当分終わりません…って…。
もう私のバイト時間はあと15分…。
慌てて外を確認すると、あの二人は立ち去ろうとしているところで…
外を見た私に、またニヤニヤしながら手を振っていた。
ブルッと身震いした…
でも立ち去ろうとしてる…
だからホッとしたんだ…。
いつもならコウさんがああいう人から守ってくれてた…
けど…そのコウさんは今日はいない…。
…はぁ〜…私ってコウさんに頼り過ぎてたんだなぁ…
『ハルちゃん、もうあがっていいよ…!!』
店長さんの声にハッとする…
あれ…もう15分たったんだ…
時計に目をやるともうあがる時間…。