『コンビニに行こう!』

慌ててドアを閉めようとしたけど…一足先に、腕を掴まれてしまった…。



ドアが閉まる…。



掴んだ人を見ると…

私を見つめてニヤニヤしてる…。



掴まれた手を振り払い、小走りに二人の横を通りすぎようとすると、


『当分終わらなくないじゃん…!』


『ねぇ…怖がんないでよ!君に一目惚れしちゃったんだから…そんな目で見られると…ショックだなぁ…』

私の肩を抱く…。



足がすくんで…逃げられなくなった…。



…どうしよう………



“ガチャッ”



さっき閉まった裏口のドアが開く…




『ハルちゃん…一緒に…』


振り向くと純さんだった。



『へぇ…“ハルちゃん”って言うのかぁ…かわいいねぇ〜…』


純さんに構うことなく二人は私の肩や腕に触れてくる…。


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