『コンビニに行こう!』
『あの…離れてくれませんか?』

声が震える…


だけど、二人には私の声が届いていないみたいだ…。


『おい!おまえら誰だ?』

純さんの低い声が響いた。


『はぁ?!お前、只の店員だろ?!早く帰んなよ!君には用ないし…お疲れぇ〜!』


へらへらと私の肩を掴む一人が言う…。



『ハルちゃん、行こう!』


純さんは私の手を引いて二人から引き離してくれて…

そして、純さんは私を二人から隠すように立ちはだかってくれた。



『はぁ?!俺らは“ハルちゃん”に用があんだよ!』

一人が私を掴もうと手を伸ばした…。


その瞬間……


純さんはその手を掴み、ひねりあげた。


『この子にさわんじゃねえ…。聞こえたか?』


ものすごい低い声で…


いままで聞いたことのない凄んだ声で、純さんはその人を睨み付けている…



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