『コンビニに行こう!』
だから…無意識に純さんの背中に腕を回した…
初めて抱き締め返す…
それに気が付いた純さんは抱き締める腕に一層力を込め…
私と純さんは、これ以上近づけない…ってくらいに密着した。
抱き締め合う……って…
こんなに心地いいものなんだ…。
どれくらいこのままだったのか…
少し腕をゆるめた純さんが口を開く…。
『ハルちゃん…お祝いして!』
その言葉に私は顔をあげた。
『えっ?』
『約束したよね?就職決まったらお祝いしてくれるって…覚えてる?』
『忘れませんよ…。覚えてます…。……ってことは?』
『うん!さっき連絡があって、内定もらった。しかも、一番入りたかったとこなんだ!』