『コンビニに行こう!』
純さんの言葉で…
私は今まで我慢していた気持ちが弾けて…
思わず力任せに純さんを抱き締めた…
『おめでとうございます!やったぁ〜!!』
『ありがとう、ハルちゃん!一番にハルちゃんに伝えたくて…飛んできたんだ。』
純さんも私をおもいっきり抱き締めてくれた…
端から見ると…
すっかり二人の世界だった…。
なのに…
私って、どうしてこう…
タイミング、悪いのかな…
ずっと酔いしれていればいいのに…
純さんの“彼女”さんの存在を思い出してしまった。
だから、すぐに純さんから離れた。
『ハルちゃん?』
急に離れた私に純さんは不思議そうだった。
『あの…仕事中だって忘れてました…。』
私の口からどうしても“彼女”という言葉を言いたくなかった。