『コンビニに行こう!』
…江美さんって……
もしかして……純さんの…
『拓さん…?もしかして純さんの彼女さんですか?』
私の質問にまた拓さんの動きが止まる…
そして…気まずく拓さんがポツリ…
『…きにすんな…』
…もう…何がなんだか分からなかった…。
どうして純さんの彼女さんが私を睨むのか…
純さんの彼女は江美さんなのに…
睨みたいのは私だよぉ……
計算が終わると次のバイトの健さんとコウさんが店にやって来た。
今日のバイトはもう終わりだ…
後は純さんと会うだけ…
江美さんが現れる前までは、純さんに会える嬉しさと緊張でいっぱいだった私…
でも…今は江美さんのことでいっぱいだった…。
『お疲れさん…』
拓さんは足早に休憩室に入っていった。