『コンビニに行こう!』

すぐに顔を反らした純さんだけど…


下から見上げていた私にははっきり見えた…




あきらかに…キス…



してた……………





…顔面蒼白………


この言葉がぴったりくるくらい…

私の顔が青ざめていくのがわかった。




…何……?これは……



純さんはわざわざこれを見せつけるために私をここに呼んだの?






私はフラフラと立ち上がり…ゆっくり公園を出ていった。



こんな時って普通なら走り去るんだろうけど…



今の私にはそんなことできなかった…。


ショックなのだろう…


声も出ない…

頭がガンガン痛む…



『ハルちゃん!』


私を呼び止める純さんの声さえ届かなかった。



フラフラ歩く足を止めることなく私は、公園を出ていった。



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