『コンビニに行こう!』
岩崎は俺の彼女になった。

付き合っていく内に好きになるかもしれない…って思ったから。




だけど…隣で嬉しそうにしている岩崎を見ても…


好きになることはなかった。


いや…多分好き…だと思う…。

だけど、岩崎に触れたい…キスしたい…愛しい…なんて思ったことは一度もなかった。



キスを求められても…義務感のように俺はしていた。


“情”というのだろうか…
こういう想いってのは…


だから好きな人もいない俺には岩崎を振る理由がなかった。





もちろん付き合ってるわけだから…岩崎がキス以外を求めてくる…


だけど、岩崎を見ても何も感じなかった俺は色々理由をつけてかわしていた。


でも、一生懸命俺を好きでいてくれて、俺を繋ぎ止めたくて俺を求めてくる岩崎に…これ以上拒めなかった。



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