『コンビニに行こう!』
俺は…寸前で…止めた…。


体が勝手に動いて…


休憩室のドアを開けてしまったんだ。



このままだと…マジで孝太にとられてしまう…





俺は本気で…何度も何度も岩崎とぶつかった…。



そのお陰で…岩崎は

『わかった…』

って言って俺の元から去った。




…これで俺はハルちゃんに告白できるんだ…



そう思ったのに…



俺は見てしまった…。




それはバレンタインの次の日…



孝太とハルちゃんが楽しそうに…買い物袋をぶら下げて…歩いているのを…




後ろ姿はまるで…カップルか、夫婦のようだった…。



胸が痛い…


すごい嫉妬が込み上げてくる…




そんな想いを押さえきれなくて…

声をかけた…。



俺を見て、ハルちゃんが動揺していた…。



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