『コンビニに行こう!』
ゆっくり私から離れた純さんは、


『ハルちゃん…キスしていい?』


甘く囁く………




私は恥ずかしくて俯いた…。



だけど…純さんの手が、私の頬を優しく包み…



そっと顔をあげる…。



『やだって言わせないから…』


目があった私にそう言った…






…………あと数cm…





“ガチャッ!!”


勢いよくドアが開く…。





『ハルちゃ〜ん!まだいるぅ?!』


間抜けな店長さんの声が響いた…



私達は…抱き合ったまま店長さんを見る…



そんな私達を見て、


『こりゃ…失礼!!』


慌てて店に戻っていった。







顔を見合わせる純さんと私…。



『うわ〜!!店長にやられたぁ〜!!』


純さんは悔しそうに言った。

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