『コンビニに行こう!』
重なる想い
そして、私と純さんはコンビニを出てから、その足で近くのスーパーに向かった。
前にコウさんと行ったスーパーじゃない…
純さんが嫌がったから、別のスーパーに行ったんだ。
それから純さんの家に向かった。
たしかコウさんと同じアパートだったな…
なんて考えながら、アパートの方へ歩き出そうとすると、純さんは慌てて私の手を引っ張った。
『こっちじゃない…引っ越ししたんだ…。』
『えっ…?そうだったんですか…』
『だって…あのアパートは曰く付きだろ?』
『えっ?』
『……孝太を思い出させたくないんだ…。ハルちゃんは俺のだもん…。』
…純さんって凄くやきもちやきなんだ…
新しい発見だ…
それに…私を純さんのもの…って言ってくれた…
と、いうことは…
純さんは私のものってことだ…。