『コンビニに行こう!』
『無理ですよ…恥ずかしすぎだし…ドキドキしすぎてもう心臓もちません…。』

抱きしめる純さんを見上げた。


『ほらね…!そんな上目遣いするハルちゃんが俺を誘ってんだよ…。ハルちゃんにとっては急展開でも…俺はずっと我慢してたんだから…無理!』



純さんはそんな甘いセリフを耳元で言うから…



力がはいらなくなってしまった…


だって…私……


耳、弱いんだもん…




そんな私に気付いた純さんは、私の耳にキスをする…


そして…温かい舌で…


耳の淵をなぞる…


力が一層緩む……



『ハルちゃんは耳…弱いんだったね…。』


意地悪く耳ばかりを攻める純さん…



もう…立ってられない…



私はゆっくり…崩れ落ちるようにしゃがみこんでしまった……



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