『コンビニに行こう!』

『もう…!こんなつもりなかったのにぃ…』


恥ずかしすぎて…純さんから視線を反らし、寝返りをうった…



背を向けた私に純さんは、
『ハルちゃん!初めてってことは…付き合ったこともないの?』


後ろから抱きしめる…


『…いましたけど…キスまででした…。その先は…やっぱり…踏み切れなかったんです…。恐くて…』


そう言うと純さんは


『…なんだ…付き合ったことあんのか…なんかムカつく…。』

剥れた声で私から離れて、今度は純さんが私に背を向けた…



『えっ?ちょっと…純さん?聞いたくせにぃ…』


私は焦って背を向けてしまった純さんを揺すった。


顔だけ振り向いた純さんは

『じゃあ…俺も怖かった?』


まだ少し剥れてる…。


そんな子供っぽい純さんにドキドキしてしまう…。



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