『コンビニに行こう!』
純さんは何も言わない私を見て…

『何も言わないのは…やっぱりそうなのか…?』


今度は静かに問いかけた。

勘違いされてしまった…。


あわてて…

『…ち…がう…』

やっと出せた言葉に…

『何が違うんだよ…』


そう吐き捨てた純さんはため息をついてから、

『俺…見たんだ…。たまたま仕事でハルちゃんの大学の近くを通ったからさ…お昼だったし…一緒にって思って…そしたらハルちゃん…知らないやつと二人で楽しそうに歩いてた…。…………そいつのとこに行くんだろ?』


…えっ?!…純さん何を言ってるの?

誰のこと?…いつ?二人で?





…あっ………!もしかして…太田さん?



確かに…大学に久しぶりに太田さんがやってきて…太田さんに連れられてお昼に行った…。

でも…あれは…





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