『コンビニに行こう!』
休憩室にマリさん、美雪さん、拓さんが入ってきた。


『おぅ!晴れて試用期間終了だな!』

拓さんは隣同士座っている私達の間に立ち、肩に手を置いた。


『はい。皆さんのお陰です。私、嬉しくって…』


私は照れながら言うと、


『なんかさぁ〜…抱き締めたくなるよなぁ…ハルちゃんって!…なぁ?市川!』

『…あぁ。そうだな。』


………嘘…本当に……?

……抱き締められたぁい!



なんて心で叫んだ……。


けれど、

『…もう!やめて下さいよぉ!恥ずかしいですよ!』

俯くと、すごい勢いで引き寄せられる…


『そうだ!それはセクハラだよ!』


マリさんだった…。

代わりにマリさんが私を抱き締めていた。



『…マリ姉!ずりぃよ!』

拓さんは剥れてながら、マリさんを指差していた…。



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